インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと

士業TOPICS

共同受任・ネットワーク、士業連携のチャンスを掴みとるサイトづくりに必要な4つのこと

経営者は孤独だとよく言われますが、士業もそういう点では例外ではありません。それだけに士業の先生方は、基本的に親切で人を大切にしている方が多いように感じます。少なくとも行政書士の先生方の多くは同業者に寛大であり、惜しみなく情報共有いただき、業務のノウハウを教えていただく機会も多かったと思います。この場を借りてですが、寛大に接していただきました先生方に「その節はありがとうございました」とお伝えしたいです。

情報共有をし、ノウハウを教え合うこともそうですが、業務の共同受任、自分では遂行できない業務を先生方に引き継ぐ・自分にしか遂行できない業務を先生方から引き受けるかたちも士業連携であり、その連携を支えているのは「共存共栄」の心がけだと考えます。

あらためてですが、士業連携のきっかけには4つのパターンがあると私は考えます。本題に入る前に詳しく説明いたします。

 

士業連携の4パターンとは?

意気投合から入る士業連携

これは、勉強会や懇親会などで知り合い、意気投合して仲良くなった士業どうしだからこそ実現できる連携で、一番自然で上手く行く連携だと考えます。お互い意見を素直にぶつけ合うことができる関係であれば、ときには衝突することもありますが、最終的にはクライアントのため、より良い業務遂行のために関係者全員が納得いくかたちで、どこかで折り合いをつけてチームワークを発揮できる関係だと考えます。

お互い人ですので、どうしても合う合わないがあります。仕事に対する考え方や姿勢、価値観などが似通っていることが大前提のような気がします。

案件ありきの連携ではありませんので、Web上で共同受任サイトを立ち上げたり、プレスリリースを出したりして、案件を獲得していくのに適した連携です。

さらに、連携が進化すると一緒に事務所を運営していくこともあるでしょう。

ちなみにですが、同じ士業の先生と一緒に運営をする場合は「共同事務所」といいます。ほかの士業の先生と一緒に運営をする場合は「合同事務所」といいます。

 

業務(職域)の相違による連携

職域といえば、6月下旬に裁判外での借金問題について司法書士の受任範囲は借り入れ 140万円までと最高裁で判断されたことが記憶に新しいところだと思います。

クライアントの依頼内容によっては、自身の職域範囲を超えることはよくあることです。その際に他士業の先生に案件を引き継ぐ体制ができていれば、それは強みであり、依頼獲得の大きなアピールポイントになることでしょう。

 

エリア外連携

これは、クライアントの提示した予算内では旅費交通費を出すよりも現地の士業の先生にお願いをしたほうが良い場合、多忙で移動に割く時間が取れない場合など、物理的に業務遂行がむずかしい場合の連携だといえます。

エリア外連携のデメリットは、多くの場合、実際にはお会いしたことがない先生をクライアントに紹介することになる点です。仕事に対する考え方や姿勢、価値観などがわからないままお願いしてしまうと予期せぬ出来事が起こる可能性もあります。

 

クライアント起点による連携

これは、ありがたいお話なのですが、クライアントから顧問として先に入られている士業の先生をご紹介いただける場合もあります。

当該クライアントの業務遂行のみ有効ですが、意気投合すれば別案件の共同受任、事務所の合併など、展開も期待できます。

デメリットとしては、一概にそうとは言えないのですが、クライアントと長いお付き合いをしている士業の先生のほうが立場上、若干強いのではないかと思えます。

あくまでも対等な関係が基本なのですが、指示系統がクライアントではなく連携させていただいた士業の先生となる場合は注意が必要です。

さて、士業の先生方が連携するきっかけとなる4つのパターンを紹介させていただきました。

私が開業していた当時は「数多くいる士業の先生の中から選んでいただいて、良くしていただいてありがたいな」と心の中ではそう思っていました。

同業・他士業の先生と連携させていただくメリットはこんなにあったからです。

  1. 教わることがたくさんあった
  2. 自分の視野が広がった(と思う)
  3. 守秘義務の範囲外での仕事の悩みを相談できた
  4. 業務受任のチャンスは確実に増えた
  5. なによりも顧客・クライアントのプラスになった

勉強会や懇親会があれば、積極的に顔を出す。これが士業の先生方と連携させていただくチャンスであることは間違いないのですが、多忙などの理由により思うように勉強会や懇親会に参加できないことは多いと思います。特にエリア外連携の獲得を含め、士業連携を呼び込めるのはWebサイトが大きな役割を果たします。

実際、勉強会や懇親会で自身のホームページの話題を出していただくことも私は多かったです。

これより、本題に入らせていただきます。

 

【ご提案】4つの項目を加えるだけで士業連携が増えていくWebサイトに

1.連携歓迎であればその旨、明記する

クライアントが必要とする士業の先生をご紹介できる体制も一種の連携だととらえることができます。

私もクライアントのご要望があり、エリア外の先生を探したことは数度あります。しかしながら、「おことわり」されることも少なくありませんでした。半日探しても見つからなかったときには快く引き受けてくれる先生がサイト上でわかれば…と思っていました。

クライアント向けのサイトだけではなく士業の先生への連携PRサイトをつくるのも戦略としてアリかもしれません。

 

2.仕事に対する考え方や姿勢、価値観をアピールする

その理由は先に述べたとおりですが明記することでエリア外からお声がかかると思います。しかし、この点については書き方に工夫がいると思っています。私は昔、ある企業の社長様からアドバイスをいただいたことがずっと頭から離れません。それは「自分の言葉で書くことが大事」だということです。

サイトはデザイン・ビジュアルが大事ですが、文章も肝心であるといえます。それだけに、かしこまった文語体が多いものの(実際、私もそうでした)、ほかの先生の口語体や方言の入った文章サイトはどこか魅力的で勝手に親近感を覚えることもありました。

 

3.得意分野の表記は、やはり士業連携・顧客獲得のチャンス

エリア外連携の場合は、もちろん業務ありきですから、私は「エリア+業務+士業名」でキーワード検索をし、探していました。その検索で上位に表示された先生から順次お願いにあたっていくということになります。得意分野ではなくても、受任を強化したい分野があれば、その明記は必要だと考えます。

 

4.ワンストップサービスではわかりづらい?

士業であれば、よく使う用語なのですが、キーワード・プランナーで見るかぎり、世間的にはワンストップサービスは行政手続・OSS・引っ越しの関連用語として認識されているにすぎないようです。

 

kwplan

 

ですので、本当にシンプルに「○○士・○○○士の先生方と連携しております」「連携させていただける先生方を募集しております」のようなストレートな表現のほうが目に留まるのかもしれません。

 

■著者紹介

ITC代表 石盛丈博氏

(2002年~2010年まで行政書士登録)

 

まとめ

  • 士業連携は注意すべきこともあるが、いいこともたくさんある
  • 連携歓迎であれば4つの項目をサイトに追加されることをおすすめ

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