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士業の私服はアリ?「HERO」久利生公平はドラマの世界なのか?【アンケート結果】

今年の夏は、映画『HERO』が再び話題になりました。検事なのにスーツではなく私服というスタイルは、現場に足を運ぶ捜査至上主義で事実を追求していく彼だからこそ好感が持てるものではないのかなと思っていました。

そんななか、テレビで久利生公平を見るたびに頭の中に浮かぶ疑問がありました。それは弁護士や司法書士、行政書士など「士業の私服業務対応はアリだろうか?ナシだろうか?」ということです。そこでインターネット上で士業と私服などについて意識調査を行ってみました。今回わかった意外なことも含め、その結果をお伝えしたいと思います。

アンケート調査の概要

今回ITCとして、アンケートを下記の要領で執り行いました。

(1) アンケート方法 インターネット上で実施した

(2) 実施期間 2015年8月31日 100人回答終了時点で打ち切り

(3) 有効回答数 100人 男性40人 女性60人

回答者男女比

(4) 年齢区分

  20代…23人

  30代…41人

  40代…32人

  50代…3人

  60代以上…1人

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士業の「好感度」に関する各アンケート調査の結果

Q.HEROの久利生公平のようにスーツではなく私服で働く士業はアリ? ナシ?

結果 アリ…48人 ナシ…52人

アンケート結果1これは、私にとっては意外な結果でした。HEROが放映されていた2001年当時、この設定が斬新であったことは事実です。しかし、現在、百貨店や量販店の紳士服コーナーではビジカジやクールビズなどの商品展開がなされ、スーツにこだわらないオフィスも増えてきているため、今回の調査ではアリが若干大勢を占めるのではないかと予想していました。結果は非常に接戦でしたが“ナシ”という結果になりました。

さらに意外な結果…男性よりも女性のほうが保守的

男性40人のうち、アリと回答したのは23人、ナシと回答したのが17人でした。それに対して、女性60人のうち、アリと回答したのは25人、ナシと回答したのが35人でした。男性の57.5%が士業の私服に理解を示す一方で、女性のうち58%の方は士業の私服をナシだと考えていることがわかりました。

 Q.好ましい士業の服装は?

【選択肢】

・清潔感 ・オシャレ ・まじめ ・高級感 ・カジュアル ・個性的 ・こだわらない

アンケート回答2服装に関しては、ビジネス上の基本中の基本である「清潔感」が圧倒的支持を得ました。その次が「まじめ」さを演出した服装が望ましいという結果となりました。

Q.依頼や相談をするとき、最も重視する士業の人柄は?

・親しみやすい ・熱心な対応 ・伝統・実績 ・信頼感 ・能力

アンケート回答3こうしてみると、士業に求められるのは“信頼のおける熱心な対応”のようです。信頼を得られやすい服装で信頼感を演出することは可能だと思いますが、信頼感を得られやすい服装といえば「色選び」からということになります。色彩心理学でいえば爽やかで信頼できるイメージがあるのは青色だそうです。また、靴やベルト、かばんは、色を統一させます。黒は高級感を、茶は安心感を演出するようですので、これらの色は、どちらでも良いと思います。

ネクタイの色などは、弁護士の「勝負ネクタイ」に最適な色は?|【twitter調査】のコラムも参考にされてみてください。

資格をもって仕事をされておられる先生方が熱心な対応をされているのは、むしろ当たり前のことで、そこでは競合事務所とは差がつかない部分だと思います。しかし、信頼感の演出の差で損をしている可能性があることを考えると、日頃から清潔感のある信頼されるような服装を選ぶことは、信頼されるための士業コンテンツづくりなど事務所のプロモーション活動と同じくらい大切なことなのかもしれません。

 Q.士業でナシだと思う服装を20文字程度で具体的に教えてください

  • Tシャツやダメージジーンズはフランクすぎてナシ(30代女性)
  • Gパンや短パンやTシャツなど、カジュアルすぎる服装(30代女性)
  • ジーンズ、ポロシャツ、サングラス(40代女性)
  • ジーンズなどのカジュアルすぎる服装、綿パンはアリ(40代女性)
  • 明らかに遊びに行くような服装(40代女性)

回答者の本音が判明!全体的にジーンズは不評という結果に

ユニークな回答も若干ありましたが、全体的にジーンズはナシという回答が多数でした。HEROの久利生公平のカジュアルスタイルは、やはりドラマだけの世界であり、特に士業などが私服で仕事をするということについて、どのような格好でも許されるわけではないという結果となりました。

総評 士業はスーツのほうが信頼されてカッコよく見える!

ジーンズに関する意見のほか、アロハシャツやTシャツについても“ナシ”とする回答が見受けられました。私服全体については若い世代からも次のような厳しい興味深い意見がありました。

  • 基本的にはスーツ以外のラフな格好は信頼できません(20代男性)
  • カジュアルな格好、あまりにもラフだと心配になる(20代女性)

考えてみれば、就職活動や新人研修で、ビジネスマナーを徹底的に学んだ若い世代です。「その世代からどのように見られているのかも意識しなければならない」「これまで服装で人を不快な思いにさせていなかっただろうか」と私自身も反省と、社会人としてこれからの服装にあり方について考えさせられた回答でした。

しかしながら、個人的には私服で仕事をするのはアリだと考えています。ただし、顧客やクライアントと会う予定がないときに限ります。私服で仕事をするときは、イザというときのために事務所や車中にスーツを乗せて常備しておくなどの工夫は欠かせません。

ITC代表 石盛丈博氏

(2002年~2010年まで行政書士登録)

まとめ

  • HEROの久利生公平のカジュアルスタイルは、ドラマだけの世界
  • 士業に求められているのは熱心な対応
  • 私服で仕事をするときは、スーツは常備しておくほうが無難

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