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士業コンテンツは顧客への【安心感】の創造。守田靖昭土地家屋調査士に聞いた

7月下旬、福岡県某所で土地家屋調査士の守田靖昭先生に取材をさせていただきました。守田先生とはじめてお会いしたのは、今から10年ほど前で、同じ士業で事務所(当時)が近いというご縁もありました。当時から行動力がある方だという印象でしたが、その姿勢は今も変わらず、最近ではこれまで40年以上も参加され続けている「小倉祇園太鼓」でお忙しくされているようでした。今回の取材では士業によるコンテンツ制作のヒントや士業の仕事に対する姿勢などについて、お話をお伺いすることができました。

(以下、敬称略。聞き手は石盛)

士業サイトのコンテンツは顧客への「看板」と「道標」

――ホームページやメルマガをはじめて10年以上とのことですが、ホームページからの集客についてはいかがですか?

(守田)私の場合は、知人などから紹介いただくことが多いです。人づてに私の名前を聞いて、事務所のホームページを見て納得いただいてから、ご連絡をいただくことが多いようです。というのも、ご連絡をいただく前後になると、ホームページのアクセス解析などで変化(流入)が見られるので。多分、私が「どんな人か」をホームページで確認してから連絡をいただいているようですね。

――ホームページがいわゆる看板や道標になっているということですね。メルマガのほうは私も受け取っていますが、どのような方が購読されていますか?

(守田)メルマガは不定期ですが、基本的には名刺交換させていただいた方にお送りするようにしています。メルマガを配信されている方ならわかると思うのですが、本当にシビアで、内容によってはすぐに解除されてしまいます。一時期、解除件数が増えたときには「どうしたら良いだろうか」と本当に悩んで試行錯誤を重ねました。その結果、

 ニコッとしてもらえるような

思わずホッとするような

メルマガを送ろうと思うようになったんですよ。

 そう決意してからは、前文の「つかみのネタ」に力を入れるようにしました。すると、配信解除はなくなっていき、仕事や集まりなどで顔を合わせるメンバーには、必ずメルマガの内容を話題にしてもらえるようになりました。ほかの土地家屋調査士の先生方から登録いただくこともあり、読んでいただいているみたいです。

――読み手に安心感を伝えるメルマガを配信されているのですね。デジタルのツールなのに、アナログの反応が返ってくるのが良いですよね。元士業として気になるところですが、先生の事務所では、個人と法人、どちらの依頼が多いですか?

(守田)私の事務所では、どちらかといえば個人の依頼が多いです。土地家屋調査士の「業務」は、測量や登記ですが、土地家屋調査士の「仕事」は、依頼人である土地所有者が境界線のなかで安心して暮らせるようにすること。依頼人のライフスタイルを守ることだと考えています。有志で運営している勉強会でも、特に資格取得を目指している補助者のメンバーには強調して伝えていることでもあるんですよね。

損得ではなく尊徳、見据えているのは依頼人や補助者の将来

――お忙しいなか、勉強会も運営されているんですね。

 (守田)メンバーは20人近くいるのですが、毎回10人くらいが集まって(私が)教えるというより一緒に勉強をしています。土地家屋調査士の資格取得を目指す勉強会ですが、時間の使い方の工夫、仕事への考え方や姿勢についてのテーマを扱うことが多いです。私が事務所の補助者を含めメンバーにいつも伝えていることなのですが、仕事は「損得で考える」のではなく「尊徳で考える」ということが基本だと思っています。依頼人のために、社会貢献のために、正しいことをするために資格を取得する。土地家屋調査士の仕事は、まさしく「志事」だと考えています。

――なるほどですね。依頼人や補助者に対しても、その先(将来)のことを考えて行動されているということですよね。話は変わりますがFACEBOOKページ「40歳過ぎてピアノ始めました!」をいつも拝見していますが、ピアノははじめられてどれくらい経つのですか?

(守田)6年になります。レッスンは現在、毎月2回の30分ずつですが、ピアノは日々の練習が大事なので仕事や勉強会などと両立できるようスケジュールを動かせない緊急案件と重要案件を軸に時間調整をして時間調整をして練習時間を作っています。

意外、ピアノと土地家屋調査士には共通点があった!

――今回取材のお願いをした際に、ピアノと土地家屋調査士には共通点があると言われていたのですが、そのことについてお聞かせください。

(守田)そうですね…まず、ピアノは「楽譜」を見て演奏をします。そして、土地家屋調査士は、不動産登記法の「条文」を見て仕事をします。同じ「楽譜」「条文」で動いているはずなのですが、観客や依頼人の反応も全く違ってくるのです。その違いは、演奏者や仕事人の心構えや姿勢が伝わって変わってくるものだと考えています。

――そこのところを、もう少し詳しくお伺いしても良いですか?

(守田)「楽譜を見て演奏をしましたよ。」、「条文どおりに仕事をしましたよ。」というだけでは、観客や依頼人はシビアな反応をします。でも、感動を伝えたいと思って演奏をした人や信頼関係を構築しながら仕事をした人は、必ずあとで「良かったよ」「ありがとう」と声をかけてもらえます。私は、ピアノも仕事も常に後者でありたいと思っています。

――守田先生、改めて今日は、ありがとうございました。

 

取材中も2件の依頼人から携帯電話に着信があり、その話しぶりなど信頼関係を構築しながら仕事をされている姿を目の当たりにしました。言行一致で仕事に取り組まれている守田靖昭土地家屋調査士の事務所ホームページと個人ブログは次のとおりです。

土地家屋調査士 守田靖昭(もりた やすあき)氏

北九州市出身。2002年、土地家屋調査士登録。ホームページは「登記の守田」でも検索ができる。座右の銘は「積小為大」

■土地家屋調査士守田靖昭事務所 http://www.to-ki.jp/morita/

■40歳過ぎてピアノ始めました! https://www.facebook.com/40.piano

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